反日に苦しむ韓国⑤ ソウルでの日本(自衛隊)の行事、「冷たい目」

 

はじめの一言

真珠の養殖に成功した「御木本幸吉」に対して、

「これは養殖ではなく、真の真珠だ。実は自分の研究所でできなかったものが二つある。一つはダイヤモンドで、いま一つは真珠である。あなたが動物学上からは不可能とされていた真珠を発明完成されたことは世界の驚異だ
(トーマス・エジソン 昭和)」

「日本賛辞の至言33撰 ごま書房」

 

御木本 幸吉

(みきもと こうきち、安政5年1月25日(1858年3月10日) – 1954年(昭和29年)9月21日)は、日本の実業家。真珠の養殖とそのブランド化などで富を成した人物である。御木本真珠店(現・ミキモト)創業者。真珠王とも呼ばれた。
(ウィキペディア)

 

 

今回の内容

・韓国の反日感情
・自衛隊の行事に韓国参加←国民の「冷たい目」

 

・韓国の反日感情

今の日本で「韓国人は嫌い」という人はいると思う。
でも、「韓国人は、歴史問題を言いだすから嫌い!」っていうならいい。
韓国人の「認識」が嫌いというのなら、「歴史問題がなければ韓国人は嫌いじゃない」となるだろうから。

 

「歴史問題を抜きにしても、とにかく韓国人は嫌い」
ということだとマズイ。
韓国人という「存在」がイヤというなら、人種差別につながるから。

 

個人の関係はおいといて、日本と韓国が国と国として仲良くなることは良いことだ。北朝鮮による拉致事件の解決のためにも、必要不可欠なことでもある。
でも、そこは「近くて遠い国」と呼ばれる日韓だから、「近くて近い国」になるのは、なかなか大変。

 

日韓が近づけない大きな理由は、それぞれの国に反日と嫌韓の感情があるから。
今回の記事では、日本のことを思いきり棚に上げて、韓国の反日感情をとりあげる。

 

韓国の反日感情が減れば、日本の嫌韓感情も減るはず。
でも、日本人が「韓国は反日感情を減らした方がいいですよ」と言っても、「ふざけるな!」と感情的に反発されるだけ。

理想としては、韓国人が国内の反日感情を「おかしい」、「いき過ぎじゃないか?」と気づいて、韓国人自身が反日感情を減らすようにしていくこと。

 

そんなことできるか!
と思うだろうけど、「そんな可能性も、少しはあるかもよ」と感じさせたのが、今まで紹介した新聞記事。
「韓国が生んだ反日感情によって、韓国自身が苦しむ」というもの。
韓国の反日感情についていえば、言っちゃ悪いけど、自業自得という面が大きい。

 

だけど、韓国人が「世界の常識」と「国内の反日感情」との間にはさまれて困るような経験をすれば、「反日感情はいき過ぎじゃないか?」と韓国人自身が考えるきっかけになると思う。

 

 

・自衛隊の行事に韓国参加←国民の「冷たい目」

5月には、旭日旗をつけた海上自衛隊の艦隊がきて韓国軍が困った。
6月や7月には、対馬の仏像盗難事件で、政府や新聞社の人たちがあせっている。

そして、今回紹介するのは、7月12日に行われた自衛隊記念行事に韓国が参加したことについて。
このことき、国内の反日感情に韓国の政府や軍の人たちが困っている。

 

まずは、朝鮮日報の記事(2017年7月9日)を見てほしい。

在韓日本大使館が12日にソウル市内のホテルで開催する日本の「自衛隊の日」記念行事に、韓国軍の局長級の人物が出席することになり、適切なのかどうかについて議論が巻き起こっている。

ソウルで自衛隊記念行事、韓国軍関係者の出席は適切か

 

問題はない旭日旗を問題視したのと同じで、韓国人は反日感情から日本の自衛隊に対して悪いイメージをもっている人が多い。
かつて韓国を植民地支配した日本の「軍国主義」のイメージを自衛隊にかさねているのだろう。

この行事に韓国軍の人間が参加することに、不快感をもつ人がたくさんいた。

・事実、かなりの数の市民団体は日本の自衛隊創設記念行事に韓国軍関係者が出席することに反対している。日本に侵略された韓国が、事実上日本の軍と変わらない自衛隊の記念行事を祝う必要があるのかということだ。

・匿名を希望する別の市民団体関係者も「外交的行事とは言え、韓日両国間の歴史的特殊性を考慮せずに出席するのは国民感情にそぐわない。政府関係者が出席するにしても、その数や役職などを最小限に抑えるべきだ」と強調した。(同記事)

 

朝鮮日報としても、この行事への参加には反対らしく政府をけん制している。

今回の行事は日本の自衛隊の行事だ。政府が国民感情を考慮して、より慎重になって善処する必要があるのは明らかだ。
(同記事)

 

でも、韓国側としては礼儀としてこの参加を断ることができない。

国防部(省に相当)はこれまでも行事に出席した前例があり、在韓日本大使館に招待されたのだから外交慣例上、これを拒絶するのは難しい、と説明している。(同記事)

 

そいうことで、軍の関係者としては、新聞や国民から批判されてもこの行事には参加するしかない。

両国間の交流強化が必要な上、韓国も東京で各種行事を開催していることを考えれば、相互で支援するのが外交慣例だからだ。(同記事)

 

にもかかわらず、国民の目は冷たい。

「韓日国防交流・協力の一環」ということだが、これに対する視線は冷ややかだ。

韓国政府や軍の関係者としては、参加しないといけない。
でも、参加したら国民から怒られる。
気の毒といえば気の毒だけど、それは韓国がつくり出した反日感情だしね。

 

 

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日韓友好!を考えた。反省と謝罪が必要?じゃ、いいです。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。